気分転換ラボ

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気分転換したいなー!!って時の読み物

インプットして満足するのではなく、アウトプットすることで「本質を見抜く力」を身に付ける!!

國學院大學学長 赤井益久氏と株式会社ビームス代表取締役社長 設楽洋氏の対談記事。

情報過多の中で重要な力としの「本質を見極める力」をトピックに話をしている。

 

記事の最初から、”情報過多と言われる今の社会の中で変化した人の価値観”として、設楽氏が話していることに、「なるほど」と思わずうなずいてしまう。

以下引用させていただく。

 

弊社(ビームス)が創業した42年前、若者はモノと情報に飢えており、彼らが見たこのないモノを見せることが”価値”でした。

 

今はモノと情報があふれているため、何が正しいかわからない。その結果”本物”に飢えているのだと思います。

 

数ある情報を絞り、本質的なものを伝えることが”価値”なのではないでしょうか。

 

 

選択肢が少ないとそれはそれで物足りないと思ってしまうが、逆に選択肢が多いとどれを選んでいいか分からなくなるという、なんとも言えない状況と似ている。

 

しかも、その選択肢の信頼性が不明確といった状況のオマケ付きなのだから、余計に「本質を見抜く力」が必要になってくるのだろう。

 

では、その力はどうやって身に付けられるだろうか?

それは本物に触れること、「回り道」をすること、とお二人は話している。

 

「回り道」をするとは、答えにたどり着くまでに”悩む”ということ、だからこそモノの価値が分かると話されていて、ここでも「なるほど」と心の中でうなずく。

 

よく言われるが、世の中に情報があふれ、そして一定レベルの情報は簡単に素早く手に入れることができるようになってきたからこそ、自分でしっかりと考える力が必要になる。

これは、普段の仕事や日常の中でも身に染みている。(ついつい、さっと「ググって」しまう)

 

これは言い換えると、インプットは大量にするが、しっかりアウトプットができていない、ということでもあると思う。

 

最大のインプットはアウトプット、と言われるように、本当にモノにするためにはやはりアウトプットが重要になってくる。

 

最近では、価値観の変化ということで「モノからコトへ」ということがよく言われている。

このように価値観が変化していく上でも、しっかりと考える力、”悩む力”はより大切になってくると思う。

 

というのも、”モノ”という即物的・表面的なものから、”コト”というもう一歩踏み込んだところに価値をつける・見出すということは、大きな差があるからだ。

 

簡単に情報が、そして”答えっぽい”ものが得られてしまう今だからこそ、目の前のこととにただ反応するだけではなく、一度息を吸って、しっかりと悩み・考え抜く力を”意識して”つけていく必要があるはずである。

 

 

※参考文献 日経ビジネス2018.12.17

人々の求める価値が変わる時代

「本質を見極める力」がカギとなる